★第21回鎌倉同人会講座「なぜ音楽から感情を感じるのか-「指揮法」指導を 通して学んだこと」の報告
   
      谷口講師
 
  
 
 
  
 





 令和4年7月2日(土)に、第21回鎌倉同人会講座が 鎌倉生涯学習センターで開かれました。
講師は、同人会前理事で音楽家の谷口雄資さんです。酷暑の中、25名の参加をいただきました。

  講座では、音楽の演奏や聴取を通じて「なぜ音楽からさまざまな感情を感じるのか?」と云う素朴な

 疑問について日常生活で使用している話声表現を例にとりつつ、音楽の表現との関連性について解説

 されました。

「指揮者の役割」では、汽車の走り去って行く様子を声で表現しながら、そこに手(指揮)の動きを

   交える事聴覚を補い、音の表現で視覚の重要性即ち、指揮者の重要性を印象付けました。  

「なぜ音楽からさまざまな感情を感じるのか?」では、人は、無意識に言葉の響かせ方を変化させ

   相手に対する感情を表現しており、言語等に関わりなく、一定の共通性や規則性が見られとの例示が

   為されました。

「指揮は、何をしているのか?」では、指揮者の全身から出る表情について、バーンスタイン、

     カラヤン、小澤征爾などの著名な指揮者の特徴的な表現を紹介 しながら、音と楽音の違いを語られ

     ました。

「ヒトは飽きる」では、人は規則の中に、不規則性を求めており、それがないと飽きる。一方、

     演奏者は,演奏に没頭しているので、これに気づくのが難しく、指揮者の役割として、この音を演奏者

     から引き出し、聴衆と心を共振させることにあります。

  例えば、ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より”ハレルヤ・コーラス”……。

 そして、音の響きと感情の表現についての肝は!

  「明るい話し方をする人は、友人が多い傾向があります。

  これは、お互いに気持ちが豊かになるためで、歳をとって来たら、明るい声を出しましょう!」

            

  

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