★第23回鎌倉同人会講座大江広元と毛利一族の前史を語る」報告
 
      横村出さん
 

       講座風景










  好天に恵まれた4月27日(土)、第23回鎌倉同人会講座が、「「放下 小説 佐橋ノ荘」より」を副題に、
 横村出
さん(作家・ジャーナリスト)を講師に行いました。33名の参集をいただきました。
 
横村さんは、柏崎出身、13年前から由比ガ浜在住の1962年生まれ。大学院を卒業後、ジャーナリストとして、  
 
モスクワ、ナイロビ、チェチェンなどの紛争地を取材し、ノンフィクション作品「チェチェンの呪縛」も出版されて
  います。
 さて、お話は、“鎌倉殿の13人”の一人、大江広元のお墓からはじまり、ご自身の母方の実家があった「佐橋ノ 荘」
 (今の新潟県柏崎市佐橋)との縁(えにし)の世界へ…。「家の庭に植えた紫陽花が「サハシノショウ(佐橋ノ
荘)」
 という品種と知って、新潟県柏崎市にある母方の里が、鎌倉時代に佐橋ノ荘と呼ばれた史実を思い起こし
ました。
 まもなく、妻と散策している際に、毛利季光とその父大江広元のやぐら近くで「越後佐橋荘」と刻んだ碑文を
見たのです。
  佐橋ノ荘は、毛利氏の所領でした。何かに打たれるような縁を感じました…。」「閃いたのが世阿弥の能
『柏崎』です。
 鎌倉時代の越後柏崎の豪族が幕府の問注所へ訴え出るのですが、さまざまな不幸に見舞われるという
謡曲です。
 これを底本と決め、想像が膨らみました。」話はいよいよ佳境へ…。
「放下 小説 佐橋ノ荘」では、家督相続争いに
 なりそうな遺言を切掛けに、結果的には、西国毛利と越後毛利の 存続に繋がった話になっています。
 史実が不明な部分は、毛利経光と息子の基親・時親及び、孫の時元を関連付け、 争いのない問題解決が図られた小説と
 なっています。ジャーナリストとして多くの紛争地取材で戦争の悲惨さを目の辺りにして来た著者の思いが込められた
 ものにしたかった事が講座からひしひしと伝わってきました。


     
  

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