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☆第31回鎌倉同人会講座「海を渡った鎌倉のユリ」ご案内
【日時】 2025年(令和7年)9月27日(土)13時から15時
【場所】 鎌倉生涯学習センター
【講師】 郷土史研究家 入江麻理子氏
【定員】 50名事前申込み制 先着順 〈8月1日から受付予定)
【申込先】 鎌倉同人会事務局(西野) メール:info@ginsuzu.com 電話:0467-61-1930(銀の鈴社)
詳細のチラシはこちらを参照 |
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★令和7年〈2025〉年度定時会員総会の報告
2025年の総会は今年創立110年に当たり同時に記念式典及び講演会を開催するため場所を鎌倉市商工会議所に移して12時から開催しました。
西野常務理事の司会で開会され冒頭、富岡理事長から挨拶があり、次いで物故会員2名(三浦邦雄様 関谷淑子様)に黙祷、引き続き新入会員9名
(斎藤正朗氏 高橋万里子氏富野良視氏 小倉聖子氏 奥西種子氏 稲田富之氏 遊佐清一氏 杉浦和夫氏)の紹介をしました。
総会は、35名の出席があり、委任状を提出していた60名の会員と合わせ95名の参加となり、会員総数151名の過半数を超えていたので、
総会が成立していることを確認して始まりました。
第1号議案(令和六年度事業報告)
第2号議案(令和六年度決算報告) 第3号議案(令和六年度監査報告)
第4号議案(会費規定の改正) 第5号議案(令和七年度事業計画) 第6号議案(令和七年度予算)
第7号議案(理事・監事の選任)
の提案があり、これら第1~3号、5号~6号議案は、すべて了承されました。
第4号議案は、これまで社会経済情勢の変化にもかかわらず、昭和62年(1987)から年会費を据え置いてきましたが、昨今の物価高騰や運営費の
確保のために令和7年度 より鎌倉同人会、会費規定第3条(1)の個人会員3000円を5000円に改定することの説明がありました。
第7号議案は欠員理事の補充として小田切寿三氏を、欠員幹事の補充として以前理事 経験者の谷口雄資氏を選任しました。どちらも任期は令和9年
(2027)6月まで。 両案とも賛成多数で了承されました。
最後に、その場で理事長に富岡幸一郎、副理事長に大下一真、常務理事に斎藤俊英、西野大介がえらばれ今期の体制が整いました。
各議案は会員のページの決算報告を参照ください。
富岡理事長 総会風景
 
新入会員 小田切新理事 谷口新監事
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★創立110周年記念式典・講演会の報告
令和7年(2025)6月22日(日)に創立110周年記念式典・講演会が鎌倉商工会議所地下ホールで開催されました。
天候にも恵まれ会員および一般の方々が多数参加されました。第1部式典では冒頭、当会の理事長 富岡幸一郎の挨拶に始まり3名のご来賓の祝辞を
いただきました。
110周年記念式典
①鎌倉同人会理事長開会挨拶 富岡幸一郎
大正4年に創立された鎌倉同人会の歴史と鎌倉の文化的施設の設立や復興への貢献を紹介すると共に、現在進行中の110周年史の編纂について
の紹介を行ないました。また、「鎌倉桜(桐ヶ谷桜)」の10年に亘る17か所の植樹活動についても紹介しました。
②鎌倉市長松尾崇氏祝辞
鎌倉の近代史を語る上での鎌倉同人会の存在意義や功績を評価していただきました。関連して、鎌倉市が取り組んでいる歴史を大切にしつつ新しい
価値を創造する取り組みについて紹介されました。
③鎌倉商工会議所会頭久保田晴彦氏祝辞
鎌倉同人会の110年に亘る鎌倉のための活動を続けている事への賞賛を頂きました。また、自身経営の菓子店が130年以上の歴史を持つことに
触れつつ、事業継続の難しさを指摘し、同人会活動が続いている事を評価していただきました。
更に、富岡会長の櫻の話に触発され、自社の工場や店舗にも桐ヶ谷植樹の検討を行なうと述べ、同人会、商工会議所、自社事業が三位一体となって
鎌倉のために頑張たいと締めくくりました。
④環境大臣浅尾慶一郎氏祝辞
世界遺産登録については、残っているものを活用して申請すれば、世界遺産として登録される可能性があるし、鎌倉同人会活動として残っている
ものを後世に伝えて行く事が重要な役割と思いますし、後押しをして頂けたらと思っています、と同人会への期待を込めた挨拶を頂きました。。

富岡理事長挨拶 松尾隆鎌倉市長 久保田晴彦鎌倉商工会議所会頭
講演会「武士の都の記憶~鎌倉はなぜ世界遺産ではないのか~」
講演会は東京大学資料編纂所 教授の高橋慎一朗氏を講師に迎えて「武士の都の記憶~鎌倉はなぜ世界遺産ではないのか~」という演題で事前
に配布されたレジメとパワーポイントによる多くの映像を使って解りやすく話されました。
高橋慎一朗専門教授は日本中世史、特に中世都市史を中心に、鎌倉時代の政治史なども研究対象としています。
著書に「日本史リブレット武士の古都、 鎌倉」、「中世鎌倉のまちづくり」、「幻想の都 鎌倉」などがあります。
1)不思議な「古都」鎌倉 ・観光地鎌倉 鎌倉の人口は約17万人に対し、年間の観光客は2千万人と日本有数の観光地です。 観光地としての
日本の伝統文化風なものはありますが、鎌倉文士の歴史が反映されていたり、江戸時代から続く町並みが残っている訳でもなく、オシャレな洋館や
レトロな商店も明治時代以降や昭和になってからのが多いのが実情です。 ・頼朝と鎌倉幕府のまちというイメージ 鎌倉の市章のササリンドウは
頼朝の家紋と言われていますが、実態は不明です。江戸時代に結びついた記録がありますが、この様な事例は多く、例えば源氏山などの名称も後付
けです。鎌倉幕府と源頼朝の町というイメージが強い一方で、鎌倉時代の鎌倉は残っていません。
2)鎌倉は何故世界遺産ではないのか
・世界遺産とは何か 世界遺産条約は1972年にユネスコで採択され、2023年10月現在、195カ国 が締結されており、日本も1992年に
この条約を締結しました。 各国は国際的観点から価値があると考える自国の遺産を推薦し、諮問機関による学術的 な審査を経て21カ国で構成され
る世界遺産委員会において価値や保存管理体制が認め ることが出来れば登録が決定されます。
・鎌倉の世界遺産登録 平成4年に国内のユネスコ世界遺産暫定リストに登録され、15年後の平成19年7月に『「武士の古都・鎌倉」世界遺産
一覧表記載推薦書原案作成委員会』(高橋慎一朗氏も委員)が設置され、考古学や歴史学などの専門家による本格的な推薦書原案の検討・作成に着手
しました。更に5年後の平成24年1月に国から推薦書を提出し、平成24年9月に イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査を受け
平成25年4月にイコモスから「不記載」勧告を受け、推薦を取り下げました。
・京都・奈良と鎌倉の違い 鎌倉が世界遺産登録に落選した原因については、次の3点が考えられます。
◇イコモスから都市全体を構成資産として評価された結果、建物や遺構といった具体的な武家政権などを示す物的証拠の不足(これが一番の
落選原因です)。
◇個々の構成資産と国内外文化財との比較研究に基づく、価値の説明不足。
◇国内的価値に留まらない世界的普遍性を訴える説明不足。
3)中世都市鎌倉の痕跡
・頼朝の御所の痕跡
治承4年8月に鎌倉に入り、大倉に御所を建設しますが、はっきりした御所跡がわかっておらず、 現状で武家の都を言い切るのに物的証拠が
不十分で無理があります。(鶴岡八幡宮東側の西御門川と東御門川と六浦道に囲まれたエリア。当初は寿福寺辺を予定しましたが、狭いので大倉
郷に御所を作る事になりました。)
・頼朝の作ったその他の神社仏閣など
鎌倉へ入った頼朝は、先祖を祀るために小林郷の北山に由比ヶ浜の八幡宮を遷したほか、
若宮大路の創設や鶴岡八幡宮、永福寺(建物の基壇や苑池が復元公開)、勝長寿院(廃寺)等を建設しています。
・武家屋敷の痕跡
現在の御成小学校の敷地から、鎌倉時代の大きな武家屋敷跡が2軒発掘されており、当時の様子が窺えます。また近世におい
ても鎌倉御用邸跡であり、熱い歴史ある場所ですので、せめて歴史がわかる工夫がほしいと思います。
4)鎌倉の魅力とは
・新たな歴史物語
中世の鎌倉を目で見える形で伝えてくれる文化財は少ないものの、鎌倉の街自体が歴史
を感じさせており、さまざまな想像の世界を広げる余地
があります。鎌倉時代以来、様々な歴史ドラマが繰り広げられていますが、江戸時代になると江ノ島や金沢八景とセットで、江戸からの一大観光地
として発展し、実際の歴史とは異なる伝承や物語も生まれ、それらが積み重なって現在の鎌倉の魅力に発展してきました。
5)質疑応答
・「禅文化を中心にした世界文化遺産登録の可能性について」
世界遺産には何らかの形で物証を示す必要があり、精神文化だけでは
難しいとの説明がありました。
・「鎌倉時代の馬の利用について」
鎌倉武士は例えば千葉に本拠地があり、勤務地の鎌倉と千葉の両方に屋敷を持っていま
す。
このため戦闘馬と農耕馬とを時と場合により、使い分けていたのでは、ないかとの説明がありました。
閉会挨拶
① 鎌倉同人会副理事長閉会挨拶 大下一真
本日は、鎌倉同人会創立110周年記念式典に多数の方にお集まり頂き、ありがとうございました。浅尾先生はじめ来賓の皆様方には、お忙しい
なか祝辞を頂きありがとうございました。 本日の講演は、非常に印象深いものがございました。幻の都と云う言葉を暖めながら歴史を大事にして
行き たいと思います。との大下一真副理事長の挨拶で閉会となりました。
ウォーナー博士碑前祭
閉会後は、鎌倉駅西口広場に移動し、大三輪龍哉住職の読経の下、ウォーナー博士碑前祭が行なわれました。

講演会場 高橋慎一郎講師 ウオーナー博士碑前祭
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★第30回鎌倉同人会講座 「映像で振り返る鎌倉の今昔」の報告
2025年4月26日(土)に、鎌倉生涯学習センターで開催された講座は、「映像で振り返る鎌倉の今昔」というテーマで、映像を中心にした鎌倉
再発見の講座で、参加者は28名でした。
講師の山内氏は東京大学歴史映像学専門員であると共に、(株)資料映像バンクの代表を務めています。
まず、『わが街の出来事』、『新しい眼、新しい耳』という映画が上映され、講師からは、“昭和25年製作の『わが街の出来事』は鎌倉を舞台にした
市民によるゴミ問題の解決を描く啓蒙映画にとの説明がありました。
また、『わが街の出来事』は当時、GHQが推進していた日本人向けの「民主化教育」の一環として製作されたもので、その主題は市民
運動のあり方はもとより、鎌倉市民にとっては、”当時の鎌倉の街の様子が見てとれる貴重な映像記録です”と解説がありました。
『新しい眼、新しい耳』では鶴岡八幡宮、大仏様、江の島、海水浴場などに訪れた修学旅行生や世界の人々の鎌倉訪問の様子を撮影した映像が上映
され、参加者からの質問に対して、講師は映画の成り立ちや作品に登場する街について分析されました。
参加者たちは映像記録を楽しく鑑賞しながら、古い鎌倉に思いを寄せていました。 詳細はこちらを参照

会場風景 鎌倉映像記録 山内隆治講師 |
★2025年春の映画会報告
前田哲監督、草笛光子さん主演、唐沢寿明共演の「九十歳。何がめでたい」を2025年3月10日(月)、鎌倉芸術館小ホールで上映しました。
前田哲監督は、フリーの助監督を経て、1998年、オムニパス映画「ポッキー坂恋物語かわいいひと」で劇場映画監督としてデビュー。
「九十歳。何がめでたい」は、直木賞作家・佐藤愛子さんの大人気エッセイの映画化です。最新作は、直木賞受賞のベストセラーを映画化した「花まん
ま」が2025年4月に公開されます。
ストーリーは、断筆宣言をした90歳の作家佐藤愛子(草笛光子)は、新聞やテレビをぼうっと眺める鬱々とした日々を過ごしていました。同居して
いる娘や孫には、孤独な気持ちは伝えわらない。同じころ、大手出版会社に勤める中年編集者吉川信也(唐沢寿明)は昭和気質なコミュニケーションが
パワハラセクハラと問題になり謹慎処分に。妻や娘にも愛想をつかされ、仕事にプライベートに悶々とする毎日。そんなある日吉川の所属する編集部で
愛子の連載エッセイ企画が持ち上がり、吉川が愛子をくどきおとして、担当編集になる。ここから、物語は始まっていく。というストーリー。
愛子さんと吉川編集者のどこか人間味のある触れ合いが絶妙で、時には、笑いを誘って、鑑賞後は、心がほんわかとする気持ちになりました。
映画上映のあとは、前田哲監督と娯楽映画研究家の佐藤利明さんのライブトーク。
現在、佐藤愛子さんは102才、草笛光子さんは92才なられるとのこと。
会場には、前理事長山内静夫さんの奥様愛子さんも元気にいらしており、
なんと102才。凄い方たちです。
撮影中の草笛さん。午前中は休んでいるので撮影は午後から。また映画の中で倒れるシーンがありますが、手加減をしないで体当たりで何回も倒れ
たり、休憩時間も休まないで、出演者とおしゃべりを楽しんだりと、いろいろなエピソードを披露しました。
また、エッセイを映画にする苦労などお話しいただきました。

会場風景 理事長挨拶 前田哲監督と佐藤利明氏の対談
詳細はこちらを参照。
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★第77回実朝忌俳句大会
鎌倉同人会主催の第77回実朝忌俳句大会は、令和7年3月2日(日)に鶴岡八幡宮の白旗神社で、投句された俳句を奉納する奉告祭が
富岡理事長以下7名参列の下実施されました。
応募投句は全国から四九〇句あり、皆様の実朝忌俳句大会に対しての熱いご支持を感じました。
今回についても、北は北海道から南は九州まで幅広い応募があり、当大会が全国の俳句愛好者に親し まれる行事になっていることが分かります。
なお、4人の選者の先生によるご選の結果
実朝賞 「右府の忌の風にからから干若布 (横浜市の井出浩堂さん)
に決まりました。
次回の第78回実朝忌俳句大会は、 今秋に募集要項を発表しますので、皆様の奮ってのご応募をお願い致します。
主要入賞句
神奈川県知事賞 「どの樹にも囀あふれ立子の忌」 (横浜市 池乘 恵美子さん)
鎌倉同人会百十年記念賞 「戦なき八十年や実朝忌」 (和歌山県 中島 紀生さん)

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★2025年の鎌倉桜「桐ケ谷」は御成中学校、源氏山公園に植樹しました。
2025年の鎌倉桜「桐ケ谷」の植樹は、2月19日(水)に鎌倉市立御成中学校と葛原岡神社のある源氏山公園の2か所に植樹しました。
当日は好天にも恵まれ、午前中に笹目町の丘陵にある御成中学校を訪ねました。 事前に植樹候補地が検討され、校舎の南側の校庭を望む絶好な
場所が選ばれていました。ここは花壇のように整理され、付近もいろいろな木々たちが待っていたようです。植樹はいつもお世話になっている
瑞泉寺の植木職人により進められ、幸野太郎・教頭が立ち合い、小日山里香・御成中学校校長が同人会のメンバーと共にスコップを握って植樹しました。
引き続き場所を源氏山公園に移動して、こちらも事前に鎌倉市みどり公園課に申請して、付近に桜の木々やベンチもあり公園のシンボルになって
いる源頼朝像の近くに植樹しました。当日も子供たち親子でにぎわっていました。 鎌倉同人会では2016年から市内各地に植樹し、2025年で17本
になります。
今回を一つの区切りとして鎌倉桜「桐ケ谷」の植樹マップを作りました。
鎌倉桜「桐ケ谷」の由来と共に鎌倉同人会のホームページに掲載しています。マップはこちらを参照してください。
(マップの印刷,ダウンロードはマップを表示してブラウザの印刷機能及び保存機能ーマウスの右ボタンクリックーでできます。)
これらの「桐ケ谷」桜の開花時期に合わせて花めぐり等にぜひご利用ください。
また、鎌倉同人会ではこれらの「桐ケ谷」桜の植樹地やゆかりの地を訪ねる企画を準備しています。

御成中学校植樹 源氏山公園植樹 |
★第29回鎌倉同人会講座 「禅寺の修行の様子」の報告
令和7年2月1日 14時~16時に開催 講師: 朝比奈恵温臨済宗円覚寺派浄智寺住職
節分前の肌寒い冬空でしたが、第29回鎌倉同人会講座が北鎌倉の浄智寺にて、28名の参加者の下、桑名理事の司会で開催されました。
会場は茅葺きのかなり古い建物でしたが、隅々まで綺麗に清められているのに加え、廻り廊下越しのガラス戸の外は、庭が見える気持ちの良い書院で
した。
斎藤常務理事の挨拶および同人会事業の紹介等に引き続き、朝比奈恵温浄智寺住職によるビデオを併用した講座でした。
先ず、住職から入門の様子や心構えについて、禅問答の大切さ、禅の修行における呼吸の大切さ等の法話の後、ビデオによる講座が始まりました。
ビデオは我々が全く知らない雲水の日常生活や修行等を紹介したもので、朝比奈恵温住職から全ての行動は修行であること、および修行には、終わりが
ない旨の説明を伺い、ビデオの意味が理解できました。
その後、仏門でも人手不足の影響があることや寺の継承の問題など現代社会に共通な話題についてのお話がありました。
また、昔も今も寺の役割として、災害時の避難所としての役割を述べられ、そのための備えを行なっているということ、寺の経営は檀家頼りや補助金
に頼らず、自ら経営努力をすべきとの話もあり、幅広いものとなりました。
最後に、参加者から、おかゆの話、椅子座禅の話、入浴の話などの質問があり、有意義な講座を堪能させていただいた後、浄智寺境内の施設の自由
拝観で解散となりました。

浄智寺山門 講座風景 朝比奈恵温浄智寺住職
詳細はこちらを参照ください。 |
★鎌倉同人会令和7年新年互例会の報告
新年互礼会は、1月26日、由比ヶ浜の「KKRわかみや」に42名の会員が集まり、和やかな互礼会となりました。
会は浜田淑子理事の司会で開演。最初の富岡幸一郎理事長から今年は鎌倉同人会設立110年であるが、同人会発足当時に掲げた在野の力で鎌倉を
良くしようと云う理念が今も脈々と続いて居る事を改めて感じている旨の挨拶の後、恒例の新春卓話に移りました。
新春卓話は、以前から希望があった落語がようやく実現し、ベンチャー落語家の参遊亭遊助さんに元気溢れる落語を語って頂き、同人会設立
110年の門出を祝う愉快な始まりとなりました。
参遊亭遊助さんは浅尾環境大臣の中学・高校、大学の先輩である事や卒業後の経歴も途中まで同じあったり、鎌倉同人会の理事が参遊亭遊助さんの
職場の先輩だったり、人と人の繋がりの深さを感じました。
卓話後、同人会員の最高齢者である前高徳院住職夫人佐藤美智子氏の乾杯の発声で一同盃を挙げ懇親会が始まり、2025年の門出を祝いました。
乾杯の後、会員である環境大臣の浅尾慶一郎氏、衆議院議員の早稲田夕季氏、市会議員の前川綾子氏、鎌倉三日会会長の渋谷哲男氏などから一言
ずつのご挨拶を頂きました。
鎌倉同人会の事業案内は、講座案内、映画会案内、100周年事業として始めた鎌倉桜の植樹状況報告が担当理事から行なわれました。
最後は、大下一真副理事長から落語と云う企画が良かった事および、今年は同人会設立110年に当たるので楽しく、頑張りましょうとの挨拶で
盛会だった互礼会は、お開きとなりました。

富岡理事長挨拶 参遊亭遊助さん 佐藤美智子さんの乾杯

浅尾慶一郎氏 早稲田夕季氏 前川綾子氏 渋谷哲男氏 大下一真副理事長

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☆第19回鎌倉歌壇さきがけ源実朝顕彰歌会の報告
第19回鎌倉歌壇さきがけ源実朝公顕彰歌会(鎌倉歌壇と共催)が、12月2日(月)12時から鎌倉生涯学習センター・ホールにて行われました。
例年通り、鎌倉同人会と鎌倉歌壇で手分けして受付や舞台の設営をして、参加者を迎える準備をしました。
総合司会は石川洋一・鎌倉歌壇幹事で、まず齋藤俊英・鎌倉同人会常務理事、大下一真・鎌倉歌壇会長の開会の挨拶がありました。
齋藤常務理事は、来年が鎌倉同人会創立110年にあたり記念の行事なども企画しており、歴史ある会のこの歌会をさらに盛り上げていきたいと
抱負を述べました。
第一部の講演は、三枝浩樹氏(「沃野」編集発行人、若山牧水賞、迢空賞などを受賞)の「さまざまな実朝」でした。実朝の生い立ちや
人柄にも触れたのち、実朝の歌の鑑賞では特徴や背景など興味深いお話で、実朝顕彰歌会にふさわしい講演を聴くことが出来ました。
第二部の歌会は、本多順子・鎌倉歌壇幹事の司会で進められました。選者は大下一真・鎌倉歌壇会長、鎌倉歌壇幹事の木村雅子氏と津金規雄氏に
三枝浩樹氏を加えた4人で、事前に投稿された歌に一首ずつに講評が行われました。
投稿歌は164首、当日の会場参加者は78名で、ほぼ例年と同じでした。
続いての表彰式に移り、司会の浜田淑子・鎌倉同人会理事から、各選者賞と鎌倉同人会賞(それぞれ2名づつ)が発表され、壇上で各選者と鎌倉
同人会から賞状と賞品が手渡されました。 詳細はこちらを参照ください。

選者の方々 三枝浩樹氏 入賞者の皆さん |